NASAのテクニカルライティング 01

NASAが技術文書の作成・編集のためのハンドブックを1998年に公開している。"Grammar, Punctuation, and Capitalization: A Handbook for Technical Writers and Editers"というタイトルでここからダウンロードできる。ちなみに、この図書の文書番号はNASA SP-7084です。

SP-7084に改訂増補した日本語訳が、共立出版から出版されている。「NASAに学ぶ英語論文・レーポートの書き方-NASA SP-7084テクニカルライティング-」(ISBN 978-4-320-00588-4)

SP-7084から参考になった部分を備忘録としてimakov's blogに記録していく。

ちなみにSP-7084の補足によると、1980年代はテクニカルライティングというと科学技術情報を伝えるための図書という意味だったが、1990年代には「テクニカルライティングとは仕事上で用いる図書」という意味合いに変わっているとのことだ。というのも、テクニカルライティングの本質は以下の3つであるから、科学技術に限定されないというのだ。

  1. 事実を津合えることが重要である(楽しむ文では無い)。
  2. 短ければ短いほど良い(読み手の負担を考慮する)。
  3. 読み手が変わっても常に同じ解釈である(誤解がある)。