英語-Global English
関係代名詞whichを習う時に、制限用法と非制限用法を習う。カンマの有無で意味が変わってしまうので、関係代名詞whichを使う時はカンマの有無をちゃんと考える。実は、becauseもカンマに関してルールがある。 because節が文頭に来る時は、カンマを入れる。 […
「ING形+名詞」という形があると、ING形が動名詞として使われているのか、それとも名詞を修飾しているのかが分からない。 [bad] CCPC is a practical tool that has been designed for certifying agencies. 【解釈1ー動名詞】CCPCは、エージェントを認証す…
andやorといった等位接続詞は二つ以上の要素を結合するが、何と何を結合しているのかが不明な時がある。例えば、"average ages and salaries"という場合、"[average ages] and [salaries]"なのか、"average [ages] and [salaries] (= [average ages] and [av…
特定の単語があると、その文の文法構造が容易にわかる。例えば、"the algorithm the system uses"と書くのではなく、"the algorithm that the system uses"と書けば、文の意味がわからなくてもどこが形容詞節なのかパッと見で分かる。この関係詞のthatが文法…
前回の記事(Global English 15 ー繰り返す名詞句を省略しないー - imakov’s blog)と似ているが、下図のような場合を考える。 名詞が示すものが一つしかない場合 ハイフンを使って、修飾語を複合形容詞または複合名詞にしよう。 [bad] In a divide and conq…
"average ages and salaries"と書いてあった場合、averageがagesだけを修飾しているのか、salariesも修飾しているのかが不明瞭である。文意から明確であるときは当然あるが、その文書の分野に詳しくない人が読むことも想定して明瞭になるような書き方を工夫…
[bad] Click Overview to view short descriptions of the products that include information links. "that include information links"が、descriptionsとproductsのどちらを修飾しているのかが分からない。 [good] Click Overview to view short descript…
以下の例では、in the SPSS fileが何を修飾しているのかが分からない。直前のdataという名詞を修飾しているのであれば、関係詞を使った形容詞句にしてしまう。ただ、この場合は、of the SPSS fileとする方が簡単でよい。 [bad] The PRINT statement prints t…
肯定文でも否定文でもどちらでも書けるのであれば、肯定文で書きましょう。 [bad] Add a statement to the program to specify that messages not be displayed. [good] Add a statement to the program to suppress messages. 二重否定文には注意しましょう…
mustは「〜しなければならない」という解釈と「〜に違いない」という解釈ができる。テクニカルライティングにおいて、後者の意味でmustを使うことはほとんどないが、2通りの解釈を生む(誤解の源となる)mustを使う必要性は全くない。 [bad] If you are acc…
「have + 名詞 + 過去分詞」とくると、「使役動詞の用法」なのか「過去分詞で修飾された名詞を持っている(haveしている)」のかがパッと見で分からない。この形の場合は、ちゃんと読めば意味が不明瞭であることは少ないが、たいていの場合はもっとシンプル…
「have + 過去分詞 + 名詞句」とくると、「完了形+目的語」なのか「過去分詞で修飾された名詞句を持っている(haveしている)」のかが分からない。 [bad] Each column has assigned attributes such as name, type, and length. 解釈1:各列は、名前・型・…
appearには「見えるようになる(視認できるようになる)」という意味があるが、appear to doはseem to doという解釈もできるので、文意が不明瞭になりえる。そこで、「視認できるようになる」という意味で使う時は、appearのあとにto doは持ってこないように…
'require to do'は得てして不明瞭になりやすいので、基本使わないようにするのがよい。 例えば、次の文を見てみよう。 Two technicians are required to perform maintenance of fuser assemblies. 【解釈1】何人か技術者がいて、そのうちの二人がメンテナ…
'based on'を修飾語として使う場合は、意味が曖昧になるので要注意。 副詞句として使っている場合 'based on'を副詞句として使う場合、得てして意味不明となる。 [bad]The intersection was built and designed based on all the required standards. これは…
平屋(1階建ての家)だったらthe one-story buildingとなる。この「複数の名詞が連なった句」が名詞句。名詞句は3ワード以下にした方が良い。著者曰く、2ワードや3ワードでも曖昧になることがあるという。本項では、長い名詞句を見つけた時の対処法をいく…
未来のことを表すのに当然willを使う必要があるが、現在形でも文意が損なわれないことが良くある。そういう時はwillを省く。 [bad] When you develop your application, test different values to determine which values will result in the best performan…
その文で一番重要な動作(action)は、名詞では無くて動詞で伝えましょうという話。「合意に達した(reach an agreement)」とか書かないで、単に「合意した(agree)」と書きましょうということ。 [bad] A spawner program enables the encryption of user …
タイトルにある通り。以下の二つの例は、タイトルの通りに修正したもの。1文が短い方が読みやすいと感じるはずだ。 例1 [bad] If Chocolate Bits is set to No, indicating that there are no chocolate bits in the sample batch of ice cream, then the s…
SASという統計解析などのソフトウェア会社が、"The Global English Style Guide: Writing Clear, Translatable Documentation for a Global Market" (著者 John R. Kohl、ISNB: 978-1-59994-657-3)という本を出版している。 「なんでソフトウェア会社が英語…