Global English 01ーはじめにー

SASという統計解析などのソフトウェア会社が、"The Global English Style Guide: Writing Clear, Translatable Documentation for a Global Market" (著者 John R. Kohl、ISNB: 978-1-59994-657-3)という本を出版している。

「なんでソフトウェア会社が英語の本なの?」と思うが、同会社で英語のマニュアルなどを作る際に、非ネイティブの人に勘違いさせない英語の書き方や他言語に翻訳しやすい英語の書き方について蓄積したノウハウをまとめたということなんだと思う。

例文はソフトウェア会社らしいものがたくさん出てくるが、技術者以外にも有益な情報が詰まった本だと思う。「非ネイティブも想定した幅広い読者を誤解させないような英語を書きましょう」というコンセプトの本だが、一番最初に出てくるルールは「ネイティブにとって不自然な表現はするな」なので、この本で勉強しても英語が乱れる(例えば、クドイ表現になる)ということは無いと思う。

特に自分が参考になったところを備忘録として本ブログに残す。